2007年01月21日
団塊世代の行く末?−群馬県子持村を訪ね、温泉と直売所のはしご−
1月20日、21日と群馬県の子持村を訪れた。群馬県はあまり目立たないが、高崎、前橋の都市部をかかえ、埼玉、東京にも近いわりには結構奥が深く、自然豊かな県だ。沼田あたりから見れば、北上すれば新潟県の魚沼、右は栃木県日光国立公園に接し、左は長野県佐久から軽井沢、菅平高原、志賀高原、右上は南会津の桧枝岐村だが、ここへ行くには尾瀬をはさんでいるので歩くしかない。つまり車を通す道がない。車だと新潟を迂回することになる。
子持村には東京のとある、といってもかなり大きな生活協同組合連合会の農産部長を務め、それこそ全国の生産者との産直を立ち上げ、日本の生協全体の農産物の品質保証基準作りをリードしてきた人物がいる。
彼は昨年末、定年を待ち望んでいたかのごとくあっさりと退職した。まだまだ活躍してほしかったのだけど、かなり計画的だったような気がする。これから始まる団塊の世代の生き方が、彼の次のテーマかもしれない。
彼は、仕事は東京なのだが、長年かけてこの子持村にコツコツと終の棲家を作り上げてきていた。榛名山と伊香保温泉を望む絶景の場所だ。
安全管理、産直、契約栽培が求められ、農産物流通が大きく変化しようとしている現在、彼が蓄積してきた経験は貴重なものだ。やめたとたん引く手数多、すでに10社近くの顧問やアドバイザーとして動き出している。
彼を見ていると、団塊世代がいっきに退職に入るということは、別の側面から見れば、多くの経験をつんだ人々が改めて適材適所に再配置されていくということに思えてくるのだ。
まあ、言ってみれば、ガラガラポンだ。
というわけで、久しぶりに一泊で訪ねた。屋根は太陽光発電のパネルがあり、ちょうど裏の木が大きくなりすぎて屋根に寄りかかり、台風でもくればパネルがやられるということで、残念ながら切り倒すことになり、久しぶりに、足腰がギクシャクするのをいたわりながら、チェーンソウやロープを駆使し大木に挑んだ。以前きた時は地域の中では欠かせない道普請(みちぶしん)を手伝い、半日草刈をやっていた。
そして彼のところに行くと必ず周辺の温泉と直売所をはしごすることになる。今回も4ヶ所ほどの温泉に入り、隣接する直売所をみて回った。随分と洗練されてきた。
以前も書いたが、なんでこれが直売所といいたくなるところも多いが、地域にこだわり、本気で地産地消を実現している直売所も増えてきた。地場産で固めていくと不思議に独特の雰囲気が出来、まとまった空間になる。なんといっても魅力が生まれてくる。経済を求め、品揃えに走ると一気に魅力が落ちる。
よそ者からみればそういうことだ。


